プロローグ

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...いきなりだがまず状況を整理しようか。 俺は昨日リビングでテレビを見ていた後眠くなったから風呂に入って髪の毛を半乾きのまま自室のベットにダイブした。 うん、間違ってない筈。 それでそのまま寝て朝を迎えたんだろう。 お陰で寝癖がボーボーだ って、それは今はどうでもいい。 つーか眠いな... ああ、それで 自分の部屋に入る時はいつも鍵を閉める。別にやましいものがあるからという訳でもn.....あるが。 取り敢えずいつもは鍵を閉めて寝る。だから誰も入ってこれない筈である。 .........じゃあなぜ俺の隣で『知らない女の子』が寝てるんだ? どうやって入って来たんだ? 何処の子だ? 目覚めきらない頭でそんな事を考える。 ふと目をやるとその女の子は今もぐっすりと寝息をたてて寝ている。 「....すぅ」 「........」 .....下手に動けないなぁ .....どうしたらいいのかなぁ などとのんびりした事を考えていると1つ重要な事を思いだした。 ......この状況マズくねッッ!!? 今更ながらに覚醒したのろい頭を呪った 「ヤバイドウシヨウナンデコンナノンビリシテタンダフツウニマズイダロコノジョウキョウカゾクニバレタラドウスンダタダジャスマナイゾオレハマダハンザイシャニナンカナリタクナイゾテイウカマズコノコダレダヨ!!!!!!」 小声でそんな事を高速で呟いていたら隣がもぞっと動いた。 「!!!!!」 「....すぅ」 なんだただ寝返りをうっただけか.... ほっと安堵してもう一度目をやると 「パチッ」 女の子が目を開いた 目が合った 「ウォォォォオオ!!!!」 俺はその場でなぜかジャンピング土下座をかました。
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