チョイスな喫茶店

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アヒルさんが経営しているチョイスな喫茶店。 その名も「チョイス」 そこには毎週土曜の夜9時になるとひょこっと来るお客がいます。 マットゴリラ君。 マットゴリラ君は、いつも独りぼっち。 いつも窓際の端っこの2人用の席でバナナ味の葉巻を吸いながら、バナナオーレを飲んでいるのです。 あるひ、アヒルさんは彼に話し掛けてみました。 「マットゴリラさん、いつも来てくれてありがとうございます」 するとマットゴリラ君はちょっと照れたように「えぇ…まぁ…」と返しました。 「実は…ある人(?)を待ってるんです」 アヒルさんは不思議に思いました。 マットゴリラ君の他にこの時間帯でお店に来るお客さんなんて居ないからです。 そしていつも閉店時間が来てうなだれながら、マットゴリラ君は帰って行きます。 「どんな人なんですか?」 「いえ、まだ会った事が無いんです。」 「え?」 アヒルさんはますます不思議に思いました。 するとマットゴリラ君は携帯を開いてメールを見せました。 【件名:喫茶チョイスで  本文:会えると良いね♪  楽しみにしてるよ ニャンパラリ☆】
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