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「先輩!!あのっ、私とつ、付き合ってください!!」
(はぁ、卒業式の最後くらい味わったっていいじゃないか。なんでいつもいつも・・・・・)
心のなかでは悪態をつきながらも、目の前にいる後輩、だった少女に告白されて、困惑するそいつに少女は返事を待つ。
しばらくして、そいつは口を開く。
「ごめん。 気持ちは嬉しいけど君の気持ちに答えられない。だから、・・・・・・・・・・ごめんなさい」
できるだけ相手を傷つけないように、断るそいつに周りの野次馬共は声をあげる。
「おい、王子これで何人目だよ?」
「いいよなぁ、王子ばかり告白されて」
「やっぱりいつ見ても格好いいわぁ」
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