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「加藤 あいか」
「へ…」
「だから…私の名前」
「あ、あぁ。わかった」
確かに俺は聞いたけど、急に名前言うから。
それにいつの間にか担任は、教室をでていて教科担任が来ていた。
「授業始めるぞー」
「教科書…」
授業と言う言葉を耳にし、俺は、教科書がないのに気づいた。
それでも、なんとも言わない。俺には、簡単だから。でも隣の加藤さんは、なにも言わずに、教科書を二人の間に置いてくれた。
優しい人なんだろうな。
そう思った。
ただここでは、出来るだけこの俺を維持するかな。
でも、もう一人の俺を見たときは、俺は、手に終えない。何故なら、今の俺ではコントロールが難しく、あっちが勝つから…。
「おい!転校生、話を聞いてるのか。」
「聞いてますけど。」
「なら答えてみない。」
なんだこんな問題か
「司法、立法、行政ですよね、先生。」
「あぁ。」
「先生、俺にはちゃんと五十嵐 崇って名前が有りますんで、転校生とは言わないでください。」
「わかった…」
恐らく先生はショック受けただろうな。驚いた顔してる。
転校初日とかは、大抵転校生と言われる。そんなのは、キライ!
名前があるのに。
てか、さっきから回りの視線が痛いんですけど…。
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