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朝食、夕食を自活している僕も流石に全食作るのは面倒なために、昼食はいつも学食だ。
学食といっても、正直レストランに近いと思う。
僕はチラッと時計を見る。
時計はもうすぐ1時だと示していた。
そろそろ時間か。
僕は和食セットの味噌汁を一気に飲み干すと、席をたった。
すると悲鳴に近い歓声が聞こえた。
いつも、この歓声を聞く度にどっからその声が出ているのか不思議になる。
じゃなくて!!
遅かったか…。
僕は耳をおさえてこそこそと食堂と言う名のレストランを出ようとした。
「翠。」
聞きたくない声が僕の名を呼ぶ。
「翠ー!!」
僕は尚も、無視を決め込む。
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