恋愛事情。

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「おっはよー愛樹!!!」 愛「おはよ」 俺の名前は陸川羽太(16)。 モテたくて彼女がほしくて 仕方ない高2男子。 もちろん非モテで残念な男子でもあるんだけど それはある事情によることだって 俺は信じてやまない。 それは……… 「きゃーーっ!!! 綾沢くーんこっち向いてーっ!!!///」 ………そう、これなんだよ。 俺の友だちは綾沢愛樹っていって 同性でも圧倒されるほどのイケメン。 こんなカッコいいやつは、 雑誌やらテレビやらの中でしか 見たことがないくらい。 ちなみに黄色い歓声はまったく 耳に入っていない。 「愛樹はいいよなあ、 すげーモテるし………」 愛「は? 俺あんま筋肉ないけど」 「そっちの"もてる"じゃねーよ」 あぁ…そうそう、 こいつは超天然で超マイペースで 超変わり者。 人より遅い世界に住んでるかんじかな。 そんな真の性格を知る女子はおらず、 大抵がクールだと思っている。 クールなんじゃなくて、 女子に関心がないだけなんだけど。
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