22人が本棚に入れています
本棚に追加
奈「進展なさすぎるから
話してみたいんだけど、
美郷もついてきてよっ♪」
「えぇっ!?」
断る間もなく、
しかたなく奈々についていくことに。
「あ、奈々ちんじゃーん!」
フロアのちがう教室に入ると、
1人の男子が奈々に話しかけた。
うわ、なんだかこのひと…
奈「羽太ー!
あれっ、綾沢くんはー?」
羽「お前も愛樹目当てかよw
残念だけど、いま保健室いってるわ」
保健室…
どこか悪いのかなあ
奈「そっかーぁ…
まっ、いいや、あとでまた来る!
じゃねー♪」
羽「おー。」
教室をでて、自分たちの教室に戻る。
「奈々、知ってるひと?」
奈「あ、羽太のことー?
同中だったんだー」
「へえー…
なんだかあのひと、
私とおなじにおいがする。」
美郷はつい、
最初に思ったことをいってしまった。
奈「なにいってんのー?!
あいつは超ギャグでモテない男子だからw」
「そんなこといったらかわいそ…
きゃあっ!!!!!!」
足元を見ていなく、
美郷は足をすべらせ階段から落下。
奈「美郷ーーっ??!
大丈夫?!」
奈々が血相をかえてとびつく。
美郷は起き上がり、
「いてて……
あ、大丈夫だいじょ……」
立ち上がった瞬間、
とんでもない痛みが美郷の足を襲う。
奈「ねえ、顔色すごい悪いよ!
肩かすから保健室まで行こ!
次体育だしそんな痛そうで…
出れないでしょ?」
「大丈夫だって、
体育くらい出れる…」
………………わけない。
本当は肩をかしてもらって、
保健室につれてってもらいたい。
だけどそうすると
奈々が授業に遅れるのは確実。
そんなジレンマとたたかった美郷が
出した結論は。
「1人で行けるから、
体育の先生に伝えといてもらえるっ??」
最初のコメントを投稿しよう!