京都護の悩み

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次の日。 「・・・・・・はぁ」 昨日は何とか、ベタな理由(塾があるんで!って言った。塾通ってないけど)で逃げる事に成功した。 それにしても、本当にあの性格はどうにか出来ないだろうか。 いつか質の悪い男に襲われるぞ。 「・・・・・・・・・・・・はぁ」 何となく今日は開校記念日で休みなのだが、漫研の部室に千里先輩がいる気がして来てみた。 まぁ、その、何だ、あれだ。みなまで言うてくれるな。 予想が外れてくれたおかげで暇が出来たので(もっとも、余計なお世話だが)廊下を歩いていた。 外では、主にサッカーや野球、陸上といった運動部が青春を謳歌し。 中では、主に軽音楽や美術、科学といった文化部が活動している。 そんな中、俺は一人ぽつんと廊下を歩く。 ボーッと、廊下に貼られた部の勧誘広告を見ながら。 『恋愛、承ります。空き教室3ーDにて』 シンプルにその一文のみが記された広告が目についた。 「何だ、これ。恋愛相談聞いてくれんのか?」 暇だし、いっか。 俺は、行くことにした。
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