はじまり

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俊「ごめん。」 朝目覚めた時、俊くんはいきなり謝った。 私「謝んないでよ。お互い様・・・と言うかさ・・。取り敢えず忘れよう(笑)」 そんな事を言った気がする。 謝られると、なんか惨めだもん。 無理矢理じゃない。同意の上だし、それに・・・ よく見ると、顔がタイプかもって思って、多少惹かれる自分もいたから、謝られても困る。 だからと言って、彼にとっては酔った勢いでヤりたくなったとか、そんな所だろう。 面倒にはなりたくない。面倒だと思われたくない。・・ 私「お互い酔ってたし、気にしないで。私、こんなじゃダメだね、もっと自分大切にしなきゃ(笑)」 精一杯笑ってみた。 彼もサラッと流せるように。 それでいい。 その方が楽で良いんだ。
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