はじまり

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私「ごめん・・・。変な事・・・聞こえたけど。」 服を拾う手を引っ込め、布団に潜りながら俊くんを振り返った。 俊「え?・・・あっ、ごめん!」 はぁ?意味分からない。 私「ふざけてないでシャワー浴びて出ようよ。」 苦笑いするしかない。この状況。 今度こそとベッドから起きようとする私の腕を掴む人が・・・ 俊くんしかいないけど。 私「なに?」 若干イライラしながら聞くと、奴はとんでもない事を言いやがった。 俊「あのさ、俺達・・・仲良い友達ってのはどう?」 私「友達?・・アハハ。もう友達だよ。仲良しってのは微妙だけど(笑)」 俊「いや、仲良しってのはさ・・・つまり、友達兼セフレじゃダメ?」 私「・・・・・・・・。」 不覚にも、照れ臭そうに言う俊くんの顔に、胸きゅんした。 バカだ。私。 それより、俊くんさぁ・・・それは言っちゃダメじゃないかなぁ・・・ セフレって・・・ 仲良しの友達ってのは、スキンシップもありの友達って事なの? 知らなかったよ、私。
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