あなたが笑うなら。･･･

はじまり

部屋に帰ると、ソファーに倒れ込む。

お気に入りの大きなソファーは、ボーナスで買ったやつだ。

このマンションは会社の持ち物。だから家賃が驚く程安い。

とっても助かるし、有り難い。

ソファーに足を投げ出し、仰向けになる。

調度タイミング良く、携帯の着信音が鳴り出した。

少しだけ間を置いて、バックから携帯を取り出した。

私「はい。」

「もしもーし、ナツ、もう家？」

私をナツと呼ぶこの人が、私の彼氏さん。ちなみに、私の名前は菜月ね。

私「今帰って来たよー。俊くんは？まだ店？」

大好きな･･･彼氏。
葉山俊樹。33歳。