一章

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シューーッ カーテンの開く音で目が覚める あ、私寝ちゃってたんだ。 でも時計を見ると10分しか経っていないようだった。 あれは夢だったのかな? 「ごめんな、遅くなって。家の人と連絡つかねーから、俺が病院連れてくか」 「でも先生部活あるし…」 「今日は終わりにするよう言ってきた。みんな心配してたぞ。…ハァハァハァ」 息切れしてる先生。 きっと職員室とグラウンドにダッシュで行ってきてくれたんだろう。 「救急車呼ぶか?ってほかの先生たちが言っててさ」 「そ、そんな大袈裟な!!!大丈夫だよ」 「まぁそれはさすがに俺も大袈裟だと思うからな、とりあえず俺が病院連れてくってことで」 クラクラするのは多分半分以上は先生のせい って言えたらどんなに楽なことなんだろう。
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