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「きみ、大丈夫か!?」
一部始終を見ていたバスの運転手が、拓斗の方へ走ってきた。
「はい、なんとか・・・」
拓斗は立とうとしたが、足に激痛がはしり立つことができない。
「無理するな、車に当たってるんだぞ」
その車はそれほどスピードがでていなかったが間違いなく拓斗に衝突していた。
拓斗は衝撃で倒れこんでいたのだった。
「私の不注意なので・・・」
「きみもぼーっとしていたのかもしれないが、車のほうが悪いだろ。今救急車呼んでやるからな」
拓斗には何がおきたのかよくわからなかった。
気づいたときには、車の男が怒鳴っていた。
「いっ・・・」
拓斗は必死に動こうとしたが、痛みで動けない。
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