第1章

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私は目を開ける。 「ねぇ、お姉ちゃん! ここへは来たばっかり? 瑠花が色々教えてあげる!!」 7歳ぐらいのあどけない少女が 大きな声で 私に話しかける。 「…誰? ってか ここどこ?」 思考がついていけない。 「私はねー 橘瑠花ってゆーの! るかって呼んでねー お姉ちゃんは?」 「…桜井美羽だよ。 瑠花ちゃん、ここはどこ?」 「お姉ちゃん、 ここは死者の国。 お姉ちゃんはこれから そこにいる門番さんに話しかけて 登録してもらうの!」 「…は?」 そうこう言ってるうちに 私は瑠花ちゃんに引っ張られて 門番のもとへと向かっていた。
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