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私は目を開ける。
「ねぇ、お姉ちゃん!
ここへは来たばっかり?
瑠花が色々教えてあげる!!」
7歳ぐらいのあどけない少女が
大きな声で
私に話しかける。
「…誰?
ってか ここどこ?」
思考がついていけない。
「私はねー
橘瑠花ってゆーの!
るかって呼んでねー
お姉ちゃんは?」
「…桜井美羽だよ。
瑠花ちゃん、ここはどこ?」
「お姉ちゃん、
ここは死者の国。
お姉ちゃんはこれから
そこにいる門番さんに話しかけて
登録してもらうの!」
「…は?」
そうこう言ってるうちに
私は瑠花ちゃんに引っ張られて
門番のもとへと向かっていた。
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