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「門番さーん!!」
瑠花ちゃんが叫んで
門番に話しかける。
「瑠花ちゃん、
前にも言っただろう?
瑠花ちゃんは
門の外へ行ってはいけないよ。」
門番の後ろには
10メートルはあるだろう
大きな門がたっていた。
「いいじゃん。
下界には行ってないし!
それよりも、
新しい人、連れてきたの
登録してあげてよー」
瑠花ちゃんはそう言って
私を押す。
「あのっ…はじめまして
桜井美羽です。」
「桜井美羽さんね…
んーっとあった。」
門番は分厚い本を
パラパラめくって
お目当てのページを見つけたようだ。
「…死因は?」
門番が問う。
「交通事故です。多分。」
「残念なこった。
何で最近はこんな若い子が
どんどんここへ来るんだ…
君はあと65年生きる筈だったんだよ…」
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