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どこにも人がいない、人は歩いていない、車は走ってない、お店には定員さえいない、完全にゴーストタウンと化していた。
「どうしてこんなんになってんだよ…おかしいだろ絶対!?」
びびる幸輔とりあえず近くにあったコンビニに入ってみる。
「誰かいませんか!いるなら返事してくださいよ…」
声にも力が入らなくなる、いったいなぜ?、どうして?、みんなどこに行ったの?そんな疑問ばかりが頭をよぎる。
コンビニを出て道路の真ん中に立つ、普段のこの時間ならひき殺されてあの世行きだ。そんな場所で幸輔は考える
この異常事態の原因を。
「落ち着こう、落ち着いて考えれば何かわかるまずは冷静になれ」
深呼吸を2,3回繰り返し考える。
「こんな事起こるとすればまず……夢だ」
パンッ!!
「いてぇ…」
ギュウッ
「いててて!やっぱりいてぇ!…ということは夢じゃあない」
ほっぺをたたいてもつねっても痛かった、夢じゃあないとするならこれはどういうことなんだ?
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