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「・・・」
「・・・」
「(そういえば眼鏡かけてない)」
かけてなくて人と目があっているのに嫌な感じがしなくて気づかなかったけど、眼鏡かけてない。
気づいたことでさっと血の気が引いたような心地になった。慌てて胸ポケットに入れていた眼鏡をかける。
「…涼宮さん」
なんていうことでしょう。
この人はよく知る人物でした。
「あ、の・・・。お疲れ様です」
声をかけてきた男性はさっき言った新人のときにお世話になった先輩。
たらりと流れる冷や汗を隠すようにぎこちなく言葉をつづけた。
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