「落ちこぼれ風情が……!」

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  ──だから、彼女が泣き崩れて何も言わなかったり、何もしなかった分、彼らが怒り、彼らが憎しみをぶつけて来るのなら── 「仕方ないな……『決闘』で決着を着けようか」 ──受けて立とう。 ────§────§───── 学園内にある闘技場を貸し切りで使うため、学園長や教師たちに都合のいい日時を聞き回り、1週間後の休校日に『決闘』を行うことになった。 決闘のルールは、即死性のある魔術の禁止と、異世界体の召喚禁止で、 どちらかが負けを認めるか、あるいは審判である教師が止めるかである。 複数人総当たりの一騎打ちの勝負だ。 『勝ち』の数でこの決闘の勝敗は決する。 彼らが勝ったのならリザの退学を取り消して連れ戻した上で、僕は彼女に土下座して謝罪することになる。 対して僕が勝てば、リザの退学を取り消すこともなければ、謝罪することもない。そして、彼らは二度とこの件について文句を言わせない。 僕が勝利によって得られる物は特に無い。 この件に関して文句を言うな、というだけで恨み憎んで何かする事を許さないワケではない。 まあ、何かしようモノならコチラも黙ってはいないが。
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