-短文-

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-桜の季節- 春の風が そっと私の頬を撫で 思い出す あなたの手の温もり あなたに逢いたいと足を止め空を見上げれば 桜の花が咲いていた こんなにもキレイな景色も 一人で見るには眩しすぎて 目を閉じるの 浮かぶあなたの笑顔と 春の温もりが まるであなたが隣に居るようで 目を開けると やっぱりあなたは居ないから 少しだけ、寂しくなるよ この桜が舞い散る頃には またあなたに逢えるかな きっと逢えるよね 桜の季節も 終わるけれど あなたが居れば いつだって この春のように 穏やかな優しい温もりと 柔らかい光に包まれるから 満開の桜に別れを告げて また歩きだした
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