-短文-

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-君の居ない世界- いつも私の頭の中に渦巻く こんな筈じゃなかったと 後悔して 見えない君の影を 探して追いかけても たどり着くのは 虚空の世界 何もない空間で ただ私のココロだけ 漂って、彷徨う 出口のない世界に 迷い込んだ私を 君が手招きするから 嬉しくて掴んだ手のひら 寂しさが作り出した幻影だった。 がむしゃらにもがいて、抜け出した世界は広すぎて こんなにも沢山の人が居るのに 君が居なければ意味がないんだ。 ねぇ、君は 今どこかで息をしているの? 君を見つける事が出来たなら 私の唇で君の呼吸を止めてしまおう もう二度と 失わないように そして一緒に眠りましょう。
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