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キラキラオーラを振りまきながら帰っていく美男。 私は地面を思いっきり踏み締めて、思いっきり跳んだ。 偶々、ドロップキックをしたくなったのだ。 偶々、目の前には美男の背中。 偶々、向こう側はカッパ池で。 思いっきり跳んだ私の勢いを受けて、美男は思いっきり宙を舞った。 「ごめんなさい。エロガッパさん」 がざ、がざがざが 合羽に埋もれて、もがいてもがいて、美エロガッパは深く深く沈んでいく。 「あ」 手元に残った私好みの合羽。 偶々会えたら返す事にしよう、うん。
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