第壱話 弔歌-トムライウタ-

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ガタッ 「ちょっと、サン! 何処へ行くの!? まだ、授業終わってない!!」 サンは、立ち上がると、担任をシカトして、教室を出た。 ───in屋上 サンは、屋上のコンクリートに、三角に座っていた。 雲一つない蒼い空を仰ぐ。 「綺麗だ…」 南の空に昇る、正午の眩しい太陽に目を細め、空を見上げる。 「哀しみ隠して、静かに微笑うんだ… カモフラージュの笑みを…」 サンは、いつの間にか歌っていた。 ガチャッ 「誰だ!?」
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