その10

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  家まで送ってもらう車の中で、ぐったりした私の頭を彰紀が優しく撫でた。 「大丈夫?」 「…誰のせい…」 半引きこもりのくせに、なんでそんなに体力があるのか…彰紀はケロっとしてる。 「あ、聞きたい事って?」 「う…この前…一緒に歩いてた女の人……ダレ……スーツの」 一瞬驚きに目を見開いて、彰紀はものすごく嬉しそうに目尻を下げた。 「会社の営業の人だと思うよ。 気になったの?」 「…別に…仕事関係の人だと…思ったけど…」 .

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