1章 平凡な俺とプロローグ

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あ、どうも 父や母がおかしい以外は平凡(自称)の俺 不知火 陽(シラヌイ ヨウ)だ 両親の何がおかしいのかは先に答えときます まぁ母は一応普通な方なんです……一応は じゃあ問題の父はと言いますとね 中学2年の夏休みのある日 電話の音が鳴り 俺はその電話に出る…… 「はい、不知火です」 「おぉ! 我が息子よ!」 父からの電話……何故か微かに聞こえてくる騒音…… うお!? 今爆発音的なのが聞こえたぞ!? 「なぁ……この騒音は何?」 「お? 流石は陽だ! 目の付け所が違うねぇ!!」 話してる途中に爆発音なんて聞こえてきたら邪魔になるに決まってるだろ…… 「あ、ママ! 後ろの狙撃主よろしく!」 「了解よ!」 「あんたらは何と戦ってるんだよ!?」 「なに、気にする必要はないさ」 「いやいや! 普通の人間の口からは狙撃主って単語は出ないからね!」 「殺げ気主だよ! ハッハッハッ!!」 「オブラートに包めてねぇよ!」 「まぁ……あ、電波悪いから用件だけ言うぞ!」 「逸らすなよ!」 「夏休み中に日本を自転車で横断か縦断するのだぁ!」 何? 何なの? 「あーっと……えっと……取り敢えずざけんな♪」
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