1章 平凡な俺とプロローグ

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「ぬぅ……ならば少しレベルを下げて夏休み中、海でテント張って生活するくらいにしてやろう」 「風呂とかはどうすんだよ?」 小学3年くらいから始まった父からの課題は、いつも滅茶苦茶なことばかりだ ある年の誕生日にはマグロを1匹送ってきて 挙げ句のはてに言ったことは…… 「ジャングル仕込みの暴力的な切り方は何処へいったぁ!!」 「ジャングルなんて行ってないから……」 次の大型の休みでは…… 「なら、ジャングルに行って仕込み方を知れば良い!」 「良いわけあるか!」 とまぁ……かなり滅茶苦茶なことばっかなのだ…… しかも、急に連絡してきて良くわからん会話から始めると嫌なことしかない だって、今現在だった…… 「明日までに必要な物、服や鞄やゲームとか色々纏めとけよ! 明日の夕方までだからな!」ガチャッ ほら、ね? …………ね? って…… 「話が新幹線の如く速くて意味わかんねぇ!?」 いや、言ってる意味がわからないわけじゃないぞ? 何で荷物を纏めるのとかがわかんねぇ! 色々考えて考えて 考えたはてに出た答えが…… 「ま、取り敢えず纏めとくか」 え? 結論がおかしい? だって考えてても仕方ないじゃん? そんなことを考えつつ荷物をまとめ始めた俺だが…… もちろん、途中で休憩と称してゲームをやって、気づくと0時を過ぎていた
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