泥沼中期

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どんどんお腹が大きくなるのに 彼は何の話もしてくれなかった。 毎日毎日深夜、時には朝方まで 仕事して、帰ってきた。 もしかして、自宅に帰ってるんじゃないかと、深夜お腹の大きいあたしは車を走らせ彼の事務所まで 見に行った。 彼はちゃんと事務所にいた。 さみしかった。 お腹が大きくなった、あたしに 彼は、あんまり興味がなくなった腹ボテの女に男が寄るはずもないという安堵感からなのか わからなかったけど。 会話も減っていき、彼は深夜に帰りそのまま居間でテレビを見ながら寝るのが常になった。 あたしに触れる事も減っていった。
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