0人が本棚に入れています
本棚に追加
「うん、ごめんね。
気にしないで続き読んでね」
彼女はそれだけ言うと、私の机から離れて行った。
一体なんなの?
これまで感じてなかった苛立ちのようなものが、私の胸にざわざわと起こる。
結局、その日は彼女からそれ以上話しかけられることはなかったが、
私は一日もやもやしたものを抱えながら過ごした。
―― その次の日。
「おっはよー」
彼女は変わらず教室に入ってくる。
そして…
「おはよう、華山さん!」
これもいつも通りだ。
今日は……どうする?
最初のコメントを投稿しよう!