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また、森野さんは私に話しかけてきた。
今日は一体なんだというんだろうか?
「……スーパー丸々君の近く…」
仕方なく答えると、彼女は顔を輝かせた。
「私もその辺りなんだよ!
一緒に帰ろう!」
彼女は私の返事を待つことなく、手を引いて校門を出た。
どうして……
ガードレールを抜けたあたりで、私は彼女の手を振り払った。
「どうして!
……私に干渉するの?
放っておいてくれればいいのに…」
立ち止まり、つい大きな声を出してしまったことが恥ずかしくて一人赤面する。
私の方こそどうしてこんなにむきになっているのだろうか…
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