出会って早々に

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視線を感じた方を見やると、 そこにはポツンと公衆電話ボックスが。 誰もいないはずの電話ボックスから どうして視線を感じるんだ…。 そう思った瞬間、彼の頭に人の姿が ぽんと浮かんできたのです。 男とも女とも分からない おかしな格好をした人が 目を見開いてじっと彼を見ている。 口元がもごもごと動く。 『おいで…こっちへおいで…』 彼はとっさに身を翻して駅前に走りました。
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