超金持ちのアイツら

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聖華高校は寮もあってかなりでかい。 校舎は4階まであって、上から1年、2年、3年って分かれてるらしい。 「ねぇ、美咲……組み分けはどこだっけ?」 「えっと、掲示板だって……あ、あそこじゃない?」 美咲が指をさしている所には人溜まりが出来ていた。 「そうみたい!」 神様、どうか美咲と同じクラスになれますように。 私達は人溜まりをかき分けてなんとか掲示板まで行った。 1年………C組だ! 「あ、私はC組だ!美咲は?」 私は恐る恐る聞いてみた。 「…私は……B組だ…」 その言葉を聞いて悲しくなった。 美咲はB組……クラス、ちがくなっちゃった。 「で、でも!クラスちがくても部活は一緒に入ろう…ね?」 「う……ん…グスン」 そうだ、クラスがちがくても部活は一緒に入れる。 「ほらっ、早く教室に行かなくちゃ」 「そうだね!美咲、一緒に帰ろうね」 さっきはも言ったけど1年の教室は4階にある。 4階まで遠いなぁ……、しょうがないけど。 文句を言っても仕方ないから4階まで続く階段を上り始めた。
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