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美咲はさっき助けてもらった人達の方をうっとりと見ていた。
「…美咲、ごめんね……私がついてたのに」
「…良いよ!姫のせいじゃないし、怪我無くて良かったよ」
美咲…ひどいよ!そんな事言われたらまた泣いちゃう。
「うっ……美咲ぃ~!」
涙を抑えられずに泣いた。
「よしよし、大丈夫だよ!もうすぐで学校だから行こ」
「…ひっく……うん」
ここまで散々な目に合ったけどこれって罰?
私達は今度こそ学校へ歩き出した。
「曲がり角曲がって……あ、あそこだ!」
曲がり角曲がるとすぐ着いちゃうんだ。
私は美咲の指指している方を見る。
すると綺麗な学校がそびえ建っていた。
「あそこが聖華高校、合格してるかな」
「うん、きっと大丈夫だよ!二人共合格だよ♪」
合格したらあの高校に通うんだ……どんな人達が居るのかな。
そんな事を考えながら私と美咲は一緒に校舎に入った。
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