プロローグ

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私達は事務所で受験票を見せて封筒をもらった。 「うーー、何かドキドキする」 「そうだね……開けるよ?」 まずは美咲が封筒を破って中を確認する。 「…あっ……合格した!」 「やったね♪」 美咲は合格した、私はどうだろう。 私も封筒を開けて中を確認してみた。 「どお?」 美咲が心配そうに封筒を覗き込んだ。 見た感じ書類が何枚も入っている。 「…えっ……合格した!」 まるで夢のようだ。適当に書いたのに合格してしまった。 「やったね♪これで同じ高校だよ」 また美咲と一緒の学校に行けるんだ。 私達は手続きを済ませて学校を出た。 「…ねぇ姫。助けてくれたあの人……また会えるかな」 美咲、その人に恋しちゃったのかな。 「うーん…どうだろ、同じ学校とは限らないし」 恋かぁ……またあの無口な人に会えるかな。 私がアイツに恋をする事になるなんて、まだ知らない。
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