超金持ちのアイツら

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ーー4月、入学式当日ーー 道場。 「姫乃、今日からお前は高校生だ」 「…はぁい……お師匠…様」 全く、気持ち良く寝てたのに朝早くから何よ。 「姫乃、なんじゃその態度は!ハァッ!!」 お師匠様は私に背負い投げを繰り出した。 「いったぁーい!何するんですかお師匠様!」 「ふむ、これで眠気が覚めただろう」 だからって背負い投げをするなんて! 「はい、すいませんでした」 私はとりあえず謝った。 「いいか!高校には強い奴らが沢山いる、そんな奴らに負けないようにわしが鍛えてやる」 「ええーーーっ!」 「問答無用!とりゃーぁ」 何で入学式当日からこんな事しなくちゃいけないの!! こうして朝から波乱な1日が始まるのだった。
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