超金持ちのアイツら

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ついに……ついに取ったよ! 「…少しは強くなってるみたいじゃのう」 お、お師匠様が私のこと褒めてくれた。 「あ、ありがとうございます」 こんなこと、めったに無い。 「ふふふ、さぁ、残り1個よ」 お母さんの一言でお師匠様、翔太、お兄ちゃんはちゃぶ台の真ん中に置かれたプリンを見る。 頑張って!お兄ちゃん。 「…わしから行くぞ!そりゃーーー!」 お師匠様は目にも止まらぬ速さでプリン目掛けて手を伸ばす。 「…うわあ……手がいっぱいあるよ」 そして…… 「取ったどーー!」 お師匠様からよ○こ濱口の決め台詞が聞こえた気がする。 「お、お師匠様?」 お師匠様以外、皆固まっている。 「あれ、ウケなかったか……流行ってないのかのう?」 お師匠様……お願いだからもう止めて。 「さ、さぁ、姫乃!今日は入学式よ」 「そうだった!」 だから私は制服に着替えてるんだよね。
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