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「ひっ、効いてないぞ」
「なっ……うっ、苦しっ」
超デブのヤクザは私の蹴りを食らってもピンピンしていた。
それどころか、私は超デブのヤクザに捕まってしまったのだ。
えーん、強くなってなかった。
「けっ、もう一人の女も連れて行け」
まさか、美咲も連れて行くつもりなの!?
「止めて!美咲には手を出さないで」
私は必死に叫んだけど手下達は美咲を無理やり立たせようとしている。
「きゃああああぁぁ」
美咲の悲鳴が聞こえる。
ごめん……ごめんね、美咲。
「ハッ、お前泣いてるのか?面白れえ……どれ、キスでもするか」
えっ……こいつ、今何て言ったの?
その間にも超デブのヤクザの顔がどんどん近づいてくる。
「い…いや……助けて!」
諦めかけたその時、
「うっ……」
後ろにいた手下達がうめき声をあげて倒れていった。
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