始まりはー…

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そこが何処なのか奴等が何者なのか… 取り敢えず自分達が置かれた状況は良くはない。 それだけは理解出来たー…。 ----- 「だから僕言いましたやろー」 「…うるせぇ」 「そんな言うても間違えはちゃんと認めんと。」 きゃんきゃん喚く(気持ち悪いほどの笑顔だけど)狐顔の市丸と眉間の皺を増やし普段以上の顰めっ面が印象的な小さな日番谷……何故隊長格が平隊員も、ましてや普段上司に引っ付く副官も連れずに2人だけで居るのかと言うと。 「…俺は悪くねぇ」 「いやいや君が悪いし」 「てめぇだって『僕もそっちやと思う~』言いながら着いて来ただろ」 「僕は君の意見を中心として考えてあげただけやろ」 三番隊と十番隊の合同任務。 今回は各隊長、席官二名、新人平隊員三名での教育がてらの現世任務だったのだがどうやら隊長2人でまさかの迷子になってしまったらしい。 「もとを言えばてめぇが和菓子屋に逃げるからだろ」 「逃げる?!ちょっと変な事言わんといて。僕は唯現世ツアーや言うからのんびり買い物しようと思っただけやもん」 「ツアーってなんだ、ツアーって」 「さぁ?」 「…てめぇ、市丸っ」 結局始まった野蛮劇場 迷子なんて2人にはもうどうでも良いらしく、日番谷は自分の副官と脳みその作りが変わらない市丸に跳び蹴りを喰らわせ市丸は市丸でそれをひょいひょい交わす。 第三者から見たら羽織り以外何処を隊長と言えるのだろうと頭を抱るだろう。  
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