可能性カルス

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警鐘鳴らす遮断機 火蓋は切って落とされた 沸点上昇、独りだけ 切り取られたのは僕じゃない 列車は何を果てへと運ぶ 遠く見えるのは只の錯覚 迷うのなら進めばいい 思いきり踏み切って 可能性カルス 僕らはまだ未分化のカタマリ 目印は目の前の伸びしろ スタートラインは今ここから 皆が群がる明日食い競争 目の前に吊るされたそれを 食いちぎる勇気が無いのなら 腕を伸ばして掴めばいい 決められないのは臆病なだけ 多少噛みつかれたって その手を開けばそこにはもう 新しく鼓動する光がある
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