mission 1:電闘者<ダイバー>

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新世代サイバーインターネットプログラム『ヴァルハラ』 日本が開発した新世代型のネットワークプログラム。 なんでもヴァルハラは従来のネットワークを遥かに上回るらしい。 後はデータが消失してもヴァルハラ内にバックデータがあるから簡単にアップデートできる。 だが最近不可解な事件がヴァルハラで起きているらしい。 まぁ俺には関わりのないことらしいけどな。 この前も大手家電メーカーの大企業のインターネットサーバーが原因不明のシステムダウンを引き起こしたらしい。 まぁ後はその他もろもろだな。 ・・・・・あれから俺はトイレで用を達していた。 「なんだか最近物騒だよな・・・・まぁ俺にはなにもできねぇからどうしようもないけど。」 俺は手を洗い、トイレから出る。 トイレから出てすぐの階段で俺はあの人と出会った。 風にたなびく紅の綺麗な長い髪。 そして透き通った白い肌に端正に整った顔つきに翡翠色の双眼。 体つきは無駄のないモデルのような体型をしている。 そんな美女と俺は視線が重なった。 「あっ。すみません。」 ーやっべ。目が合っちまった。 「いや、別に・・・・」 「そうじゃなくて足元にあるメモリースティック取ってもらえますか?」 ーえっ? 足元を見ると青白いメモリースティックが落ちていた。 俺は入らぬ想像をしたためとても恥ずかしくなった。 「あ、はい。」 俺は恥ずかしさのあまり目を合わせないようにしてメモリースティックを拾い、美女に渡した。 「ありがとう。ん?どうしたの顔背けて。」 そう言い美女は俺に顔を近づけてきた。 「いやなんでもないですよ!大丈夫ですから。」 俺は顔を少し引き離し美女を見た。 「フフッ面白いね君は。名前、教えてくれる?」 その美女は子供みたいな笑みを浮かべた。 「紫電、紫電悠哉です。」
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