届かない声

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その日いつものようにバイクを走らせていた僕の目の前を何かが横切った。 おそらく、たぬきとか動物の類いだったように思う。 とっさに避けたものの 急カーブだったため、僕はそのまま転倒し、ガードレールに突っ込んだ。 そのあとのことは記憶にない。 気づいたらこの峠道にぼんやりと立っている自分がいた。
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