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そう言い終えてから理事長が少し唖然としているのに気がついた。
奏翔「すみません、つい。」
袴「い、いえ。
気にしてませんよ。
して、君は黒神さんを倒せる自信はありますかな?」
自信…ねぇ。
奏翔「ええ、あります。
あんな奴ら。どのような手を使ってでも《不真面目に》潰して見せますよ。」
即答する。
袴「おお、頼もしい限りですな。……しかし、実際に御月君達に動いてもらうのは十三組の十三人(サーティーンパーティー)が倒された場合ですぞ?」
奏翔「ええ、わかっていますとも。 しかし、どのような事が起こってたとしても その十三組の十三人とやらが黒神めだかに勝つのは無理でしょう。」
これもまた、即答する。
袴「ふむ、それは何故ですかな? 私には分かりかねますな。」
奏翔「理由として黒神めだかには―――」
ズドォォォォン………
言葉を紡ぐ前に激しい爆発音。
今日は何なんだ、一体。
一人で疑問に思っていると理事長が監視カメラとリンクしていると思われるモニターを見て?を浮かべていた。
袴「む?生徒会室のカメラが故障でもしましたかね?映りません。」
チャンス到来か?
奏翔「では行って見てきます。 それに、そろそろ戻らなければ怪しまれますし。」
袴「そうですな。
何かありましたら連絡をお願いしますぞ。」
奏翔「ええ、分かりました」
そしてやっと30分に渡る雑談が終了した訳で。
正直疲れた……。
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