前語り

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そしてある日、突然『箱庭学園』と言う場所の理事長を名乗る男から電話がかかってきた。 『フラスコ計画に興味はありませんかな?』 それは突然の誘いだった。 簡単に説明するとフラスコ計画とは、 天才はなぜ天才なのか。 それを解明し、人為的に天才を作り出す……と言うのがこの計画の真意…との事だ。 要するに俺や他の異常者を実験台(モルモット)にしたい、という事らしい。 「お断りします。」 無論、即座に断った。 面倒な事はしたくない。 時間の無駄。 興味が無い。 理由は様々だ。 しかし。 理事長の一言で、俺の価値観が激変する。 『この箱庭学園には、君が尊敬していると言う球摩川 禊君が来る予定ですぞ?』 「喜んで、お受け致します」 同じく即答だった。 そうして再び先輩と仕事が出来る事になった。 ……あれ? 何の話をしてたんだっけ?
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