転校初日

3/17

92人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
奏翔[朝食は何がいいんだ?俺にする?☆(ウィンク] 冥加[そうだな…トーストにしよう] 奏翔[………了解した。] スルー、ダメ、絶対。 結構傷つく。 今日は月曜、俺こと御月 奏翔が箱庭学園に転入する日だ。 そして今は8時42分。 何が言いたいかというと… 普通に遅刻してる訳で。 学校とか正直面倒だ……憂鬱だなぁ……。 ぶつぶつとつぶやきながらパンを焼く。 奏翔[ほれ、トースト] 冥加[ありがとう] 今俺の前でトーストをリスみたいにサクサクと頬張っている奴は雲仙冥加。 独自に編み出した数字言語でしか喋らない変わった女子だ。 初めて会った奴には何を言っているのかさっぱりだろう。 俺も昔はよく分からなかったし さっきの会話も他人が聞くと。 奏翔「812576235?765?☆(朝食何がいい?俺?☆)」 冥加「6683592…202142。(そうだな…トーストにしよう。)」 といった具合になる。 まぁそれはそれとして…。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

92人が本棚に入れています
本棚に追加