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大「ごめんな、帰ろ?」
望「ほんまや、何分待ったと思ってんねん。帰ろ?」
僕は幸せそうに笑顔を浮かべてスタジオを去っていく二人の背中を見送ることしか出来なかった
それと同時に望への嫉妬心が僕を襲った。
慎「なんで望はあんなわがままばっかり言うねん・・僕やったら、僕やったら・・・」
『しげのことなら、いくらでも待つのに・・・。』
という言葉を飲み込んだ。
勇気を出して告んなかった俺が悪いんやんか。って思ったから。
僕はスタジオのすみでひざまずいて、子供みたいに泣いた。
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