転校

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キーンコーンカーンコーン…… 先生:こらぁ~席に付く!! ごとんごとん ガタン 天馬:ねえねえ、信助?昨日のさぁ~… 信助:うんうん、すごかったよね! マサキ:天馬君これってさ~ 天馬:うーん?俺もわかんないや。 京介:黙れ。 先生:はい、そこの4人黙ってね~(怒 天馬・信助・マサキ:はぁーい(こわっ 京介:俺注意しただけなんだけどな… 先生:えーでは、転校生を紹介しますよ!入って来なさい。 ガラ… 翡翠:はじめまして。涼宮翡翠です。 生徒:わぁ~ 生徒:悔しいけど美人! 生徒:可愛い! パンパン! 先生:静かに!質問タイムですよ!質問ある人~? はい、はい、はぁーい!! 先生:じゃあ~…松風君! 天馬:この学校部活は何に入りたい!? 翡翠:サッカー部に入ろうと思ってます。 天馬:わぁ~、俺といっしょだ!俺、松風天馬!よろしく! 翡翠:よろしくお願いします。 先生:うーん、次は…狩屋君! マサキ:習い事はなにやってますか? 翡翠:ピアノと…じゅ、柔道です。 マサキ:柔道!?なん級? 翡翠:ご……五段…です。 しーーーーーーーーーーん あーあ、やっぱりひかれた。言いたくなかったんだけどな…あの日から私は柔道を習いはじめた。自分でもここまでになるとは思っていなかった。でも、あの日私が三人を助けていれば…という想いでいっぱいで、いつのまにかここまでになっていたんだ。 天馬:あれ?みんななんで静かになっちゃったの?凄いじゃん!五段なんて!! 生徒:えー………だって怖いじゃん。なにされるかわかんない… 京介:転校生を初日っから… ふざけた事すんのやめろ。 その静寂を破ったのは松風天馬君と髪の毛の青い男子だった。でも無理だ。これだけで人を信じるのは…… 先生:涼宮さんのパートナーは剣城京介君ね。 翡翠:………?? 先生:あ…えっと、パートナーっていうのはね、転校生ってこの学校の事あんまり分からないじゃない?だから、学校になれるまで色々教えてくれたりする人なの。 パートナー……そんなのいらないよ。 先生:あなたの席はあそこよ。 先生が指をさした。私の席はあの青い髪の毛の男子の隣… 席に付く。 京介:剣城京介だ。よろしく。 翡翠:………さっきはありがとうございました。 私は軽く会釈した。
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