出会い

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翌日新人があいさつ周りをしてきた しかし男の子は1人も居らず少し拍子抜けだった 「斉藤!今日例のイケメン君居なかったね…」 「えっ?居ましたよ」 私が見落とした? たった4人しか居ないのに? 「まぁでも関係ないけどね」 「でしょうね河村さんには関係ない!」 そんなことなんか 忘れる位 意識していなかった 数ヶ月が経ち 夏祭りの季節になった 若い子達は 「浴衣かわいいの買った」とか 「彼氏と行くの~」とか言ってはしゃいでいた それよりも私は 施設の夏祭りに力を注いでいた どうせ街の夏祭りなんて部屋から花火を見ながらビールを飲むだけだから いよいよ施設の夏祭りも明日に迫った ある日準備に大忙しだった私に 「河村さん~こいつ使ってくれたらいいから」と施設長が言ってきた あとは力仕事なのに 女の子かぁ… 私は少し落ち込んだ
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