ONE

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N「榛さんの仕事ですか?」 M「ああ。」 N「私も知らないんです。」 M「そっか…」 N「まぁ会社を1人で建てたって言ってましたからね。リーダーの話では。」 M「そうだな。」 N「気になるんでしたら本人に聞いてみたらどうですか?」 M「そうだな。………見つかりそう?」 N「見つかりませんよ!!」 M「だよな…」 N「本当にあるんですか?」 M「分からんな。それじゃあ俺キッチンに行くな。」 N「途中で柚さん見たらこっちに来るよう言っといてください。」 M「分かった。」 そうと腹が立ってるな。多分見つからんな。 A「あ!櫂!!」 M「柚ちゃん。」 A「どう?」 M「綺麗だな…」 A「でしょ!メッチャ頑張ったよ!」 M「でもまだ花瓶が見つかってないんだ。」 A「そうなの?」 M「うん。」 A「だったら俺も探しに行ってくる!!花よろしくね!!」 M「あ、ああ…」 勝手に行ったな。…ま、いいか。 O「あげてきたよ~」 M「お帰り。」 O「う?何で花持ってるの?」 M「ああ。花瓶が見つからなくて柚ちゃんも探しに行ったんだ。」 O「花瓶はリビングにあるよ。」 M「え!?」 O「キッチンの上の棚の中にあるよ。」 M「マジ?」 O「ふん。」 M「あ~そう…」 O「だったら二人呼んでくるね。」 M「お願いします。」 だったら榛さんが間違えたのかな? でも家主だからなぁ~ S「あ、櫂!」 M「榛さん。」 S「ちょうど良かった。」 M「どうかしたんですか?」 S「ああ。俺今から接待しに行くことになったから、晩御飯はいいし。」 M「分かった。気おつけてね。」 S「ああ。」 榛は急いで玄関に向かった。 そっか…まぁ仕事だから仕方ないか。榛さんの分は明日に残しとこ。 M「ご飯の支度しないとな。」 。
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