prologue

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O「着きましたよ。」 M「…主ってどんな人なんですか?」 O「う~ん…優しい人?」 M「なんで疑問で返してくるんですか?」 O「人それぞれだからね。どう思うか。」 M「そうですか。」 要約すると“会ってみたらわかる。”って事か O「でも」 M「?」 O「本当は寂しいんだと思う。」 M「え?」 O「あの人は寂しいだけなの。それだけは分かっといて。」 M「………分かりました。」 なんであんたがそんな顔するんだよ。主と執事の関係じゃないのかよ。 M「……………。」 O「オイラと榛君は幼なじみなの。」 M「オイラ?」 O「屋敷の中ではそう呼んでるの。」 M「て言うかいきなり口調交わんなよ。」 O「ふふふ。ごめんね?」 M「まぁいいですよ。話の続きお願いします。」 O「榛君は幼なじみで小さい頃に「閨君。」あ、榛君。」 「おかえり。」 O「ただいま。」 「彼?新しい人。」 O「おう。」 「そう。ようこそ、我が家に。」 M「あ、はい。」 S「この家の主で榛です。よろしく。」 M「櫂って言います。よろしくお願いします。」 S「ああ。」 本当に優しい人だな…爽やかって言葉が似合う人だな。 S「閨君後のことよろしく。」 O「会社に行くの?」 S「ああ。呼び出しがくらったからね。なるべく早く帰ってくるよ。」 O「わかった。」 S「それじゃあ、行ってくる。」 O「行ってらっしゃーい~」 M「あ、あの!」 S「ん?」 M「行ってらっしゃい。」 S「ああ。」 そう言って主は出掛けていった。 O「さて後二人紹介しないと。」 M「後二人もいるのか?」 O「うん。二人とも部屋かな?」 まさかまだ二人いるとは…まぁ何人いてもいいか。 「あ!!リーダーお帰り!」 O「あ、柚ちゃん。」 「お帰り!新しい人?」 O「ふん。櫂君ね。」 A「そうなんだ!俺は柚ね、よろしく!」 M「あ、ああ…」 やたらテンション高い奴だな。あんまり関わりたくないかも… A「ほら、勾も挨拶しよう!」 N「うるさい。勾です。よろしく。」 M「こちらこそ。」 O「2人の自己紹介終わったし、何か頼もっか。」 M「頼むって何を?」 A「今日の晩ご飯だよ!」 M「たまに頼んでるかの?」 N「毎日ですよ。」 M「毎日!?」 O「ふん。みんな多少は作れるんだけどお腹一杯にはなれない量だからね。だから頼んでるの。」 マジかよ…まぁプロの人が作るから美味しいけど…… 。
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