prologue

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M「……キッチンどこ?俺が作る。」 O「こっちだよ。」 いくら金持ちだからって食生活を乱すなんて俺が許さねえ。 A「…なんか燃えてない?櫂君。」 N「みたいですね。」 彼等は閨に続いてリビングに向かった。キッチンは最新のコンロ、最新の食洗機、最新の冷蔵庫があり冷蔵庫の中身は余りに余っていた。 M「すげー…ようこんなに貯めたな…」 O「みんな好きに食べてるからね。」 M「う~ん…何か食べたい物ってありますか?」 A「カレー!」 N「チーズ入りハンバーグ。」 O「魚全般で。」 M「みんなバラバラだな…それでよく決まったな。出前。」 O「今回は櫂君が好きなように作ってくれたらいいよ。」 M「分かった。できたら呼ぶから。」 そう言って俺は冷蔵庫の中身から適当なの選んで料理を開始した。 A「すごーい!」 N「彼料理経験あるんですね。」 O「ふん。」 当たり前だ。売られる前は料理専門学校に行ったし、就職先も決まっていたんだからな。なのにあいつらは!! S「ただいま。」 O「榛君だ。」 A「おっかえり!!榛ちゃん!!」 N「お帰りなさい。」 S「ああ。所であいつは何してるんだ?」 O「朝ご飯作ってるの。」 S「へぇ~…着替えてくるよ。」 O「ん。」 主が帰ってきたなんてその時は気付かなかった。
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