動物園へ 行こう!

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🎠🎠🎠🎠🎠 ちょっと戻って、ロック希望の遊園地。 キラリと目を光らせたロックは、和泉の手を引いて真っ直ぐメリーゴーランドに向かう。 その後を、ぞろぞろ着いて行く。 「さすがにこの年でメリーゴーランドは恥ずかしいから、俺はパスな?」 最もな兄さんの意見に、大半は同調だ。 和泉とロック、タケにコウ、都織と宏の6人が、木の馬に跨がりくるくる回る。 ミステリーハウスやら室内系のアトラクションが多い、一画だ。 楽しそうだな? 「うきゅきゅ~」 メリーゴーランドから降りて来た宏が、奇声を発しつつよたよた近付き、俺にしがみ付いてへたり込んだ。 だめだ、こりゃ! 和泉以上の、ヘタレだなぁ。 「たく兄、何か言った?」 変に鋭い和泉が、ロックに手を引かれながら振り返った。 「いや、別に」 答えて、宏を背負う。 「すみません」 友明が、心底申し訳なさそうに、頭を下げた。 苦労人だな、友明は。 「気にするな。 宏は見てるから、皆と遊んでこい」 そう言ってやったが、友明は離れない。 多分、気を遣ってんだろう。 タケにアイコンタクトを送れば、タケは走り寄って来た。
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