アキバへ 行こう! 和泉、1人でお出掛けするよ?

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🚃🚃🚃🚃🚃 さてさて、辿り着いた上野駅。 てくてくぞろぞろ、一行は進む。 の後を、ざわざわひそひそ付いて来る集団が! 見知らぬ若い男女が、グループ作って追って来ていた。 「どーする、アレ?」 迷惑です! そうはっきりと顔で語りつつ、真澄は誰へともなく問い掛ける。 「薙ぎ払うか?」 と、物騒な発言をしたのは、やはり李杜。 尤も、実際に行動するのは、李杜では無いだろうが。 「い~のい~の、このまま大名行列続けよーよ♪」 ご機嫌な尊が、うふうふ笑いながら言う。 「けどさ、なんか恥ずかしいよな?」 やっぱり常識人の都織が、常識的な事を口にする。 うんうんと、都織に賛同する和泉。 「ま、そのうち飽きて、消えるだろ?」 リーダー伊織、楽観的だな? 「気にしてたら、きりがないからな?」 なる程、イケメン故の日常茶飯事か。 イケメンなんて、滅んでしまえ! 「嫉妬は醜いぞ?」 嫉妬なんかするもんか! 「ねえねえ、着いたよ、博物館」 ほっこりまったり、和泉の声がする。 一行の前には、いつの間にやらどどーんと博物館が! 重厚な、グレーの立派な建物だ。
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